まさひろの『複雑怪奇雑文雑多』

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読書感想「金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる」著書ロバート・キヨサキ。賛否あるがお金に興味を持てる本

1.本書は今までのシリーズをまとめたもの

この本で一番感心したのは本の商品説明だ。

金持ちになるためには何を考え、どのように行動すればいいのか。『金持ち父さん貧乏父さん』の原著出版から20年、エッセンスをまとめ進化したシリーズ上級版。

アマゾンの商品説明にはこのようにある。この本を読んだ後、内容はさておき商品説明の旨さに感心した。うまくまとめてあるなと。

 

私は金持ち父さんシリーズを3冊ほど読んだ。だから金持ち父さんシリーズに書いていることはなんとなく覚えている。この「金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる」はロバート・キヨサキが今まで書いてきたことが繰り返して書いている。今までシリーズを読んできてこの本を読むと「この話、前の本にもあったな」と思う箇所は何度かあった。

「なるほど、商品説明の『エッセンスをまとめ進化した上級版』とは言い方をよく考えたものだ

本の内容にも感じる部分はあったが、私は読後この商品説明に感心した。この商品説明にあるように、本書は今までのエッセンスをまとめたものだから、他の金持ち父さんシリーズを何冊か読んだ人には重複する部分はあるかもしれない。

 

2.お金に興味を持てる本

ただ今までのシリーズのまとめだから悪い本と思っているわけではない。まとめかもしれないが、もともと素晴らしいことを書いていればそれを何回読んでも悪いことはないと思う。今までのシリーズに書いていることが一冊で読めるとすればむしろいいことではないか。

 

金持ち父さんシリーズには賛否両論あると思う。「借金は善だ」「持ち家は負債」などと書いているので、「そんなことはない」という人もいるだろう。私は借金も持ち家のないのでどちらが正しいのかわからないが。ただ私も金持ち父さんシリーズに書いていることが全部正しいとは思わない。賛成できないところもある。

 

しかし私は金持ち父さんシリーズに惹かれる点はある。それはお金に貪欲に興味を持てるところだ。金持ち父さんを読むと「もっと金を稼がないといけない」という気にさせてくれる。「よし勉強しよう」「米国株の業績でもまとめてみるか」「節約するぞ(金持ち父さんの趣旨には反するが)」という気持ちになる。お金に興味をもたせてくれるという点はこのシリーズの魅力ではないだろうか。

 

やはり金というのは大事だ。人間にとって金は生活手段そのものだ。金で食べ物を買ったり電気を購入するということは、金とは食料であり電気であり水であり衣食住だ。人間は金で生きていると言っても過言ではない。金は大事ではないというのは、「食べ物は大事ではない、電気は大事ではない、水は大事ではない」と言っているのと同じことだ。

 

まあ「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉もあるので、持ちすぎることは意味がないがある程度は金は必要だ。金に興味を持つのは悪いことではないと思う。金持ち父さんを読むと金に対し真剣になるのでいいのではないかと思う。

 

3.賛成できるところ、できないところの差が大きい

私は金持ち父さんシリーズでロバート・キヨサキが言っていることに、賛成できるところとできないところがある。「これはいいことを書いているな」と思うところはあるが、「これはどうなんだろう?」と首をかしげるところもある。そして賛成できるところ、できないところの差が大きい。

 

・賛成できないところ

そもそも論なのだが、私が金持ち父さんで賛成できないのはロバート・キヨサキが自分の父親のことを貧乏父さんと呼んでいることだ。正直、自分の父親のことをここまで書いていいのかと思う。ちなみに金持ち父さんとはロバートの自分の父親ではなく友達のお父さんのことだ。まあ友達の父さんを金持ち父さんと慕うのはいいが、自分の父さんを貧乏父さん、選挙に出て負けた人、チェーンショップ経営で失敗した人とさんざん書いているのはどうなのかといつも思う。見るたびに嫌な気持ちになる。まあロバート・キヨサキの家で何があったかは知らないが、私はどうも不快になる。その点はかなり気に食わないところだ。

 

・賛成できるところ

次に賛成できるところだが、「学校教育は間違っているということ」「資産は自分のポケットにお金を入れてくれるもの、負債はポケットからお金を取っていくもの」という点は賛成できるところだった。

 

学校教育でお金に対することを教えないのは間違っている。お金について学ぶことは生きることについて学ぶことだ。子供に生き方を教えないで、要らない知識を教えて何の意味があるのだろうかと思う。私は日本史が好きだったので、日本史の授業は好きだった。しかしよく考えてみると専門家でもない限り、普通の人が「壬申の乱」について学んでも何の意味もないと思う。それよりかはローンの仕組みとかを学んだほうが100倍有意義な気がする。壬申の乱よりローンの仕組みのほうが日常生活で役に立つ頻度は高いだろう。私の人生で壬申の乱が問題になったことは一度もないwww。

 

「資産は自分のポケットからお金を入れてくれるもの、負債はポケットからお金を取っていくもの」という分け方もいいと思う。そういう風に考えると、やはり貯金していても意味がない。貯金はポケットから金を取っていかないが増えもしない。要は資産でも負債でもない。私は連続増配銘柄に投資する配当金収入は資産だと思う。ほぼ確定された収入であるからだ。資産を増やすにはやはり米国株投資するしかないなと思いを強くする。

 

4.金持ち父さんシリーズのまとめ本

「金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる」は今までの金持ち父さんシリーズのまとめ本だ。これを読めば金持ち父さんのいいたいことはだいたい分かる。「誰かが」この本のかわりに「金持ち父さん貧乏父さん」と「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」の2冊を読んでもいいと思う。

 

金持ち父さんシリーズを読む注意点は「ロバート・キヨサキの売り出している商品をやたらと推している点」「ロバート・キヨサキが何気に陰謀論者な点」だ。その点を割り引いて読めばいいかもしれない。